巷で噂のこのカブトヌードル。近所のちっちゃいセインズベリーで売っていた「チキンラーメン」と「ビーフフォー」(各£1.50)を買って来て4人で試食してみました。まずはチキンラーメン。容器にはチキン、ジンジャー、チリ、コリアンダー、スプリングオニオン入りとある。作り方を読む。1「ふたを取ってお湯を注ぎ、3~4分待つ(その間、瞑想したり空手の練習をする)」。2「ふたを開けてよくかき混ぜてまたふたをしてもう1分待つ」。その通りにする。ふたを開けてみる。麺がぎっしり詰まっているけど具材が見当たらない。熱湯を注ぎ4分待って下から上によくかき混ぜるとスープがねずみ色と緑の中間のような、何とも切ない色になる。もう一度ふたをしてさらに1分待つ。ふたをとると最初に香るのはコリアンダー。うむむ、チキンラーメンなのに? 麺をすする。輪ゴムのような食感、、、のはずだったのになんかちょっといいぞ。スープをすする。んんん? なんか意味不明な味がするけど決してまずくはない。美味しいとは言えないけれどまずくもない。それどころか4人の調査員のうちの1人はいつの間にか完食。ふーむ、多少は改善が見られます。どれどれどれれと今度はビーフフォーを開けてびっくり。全く同じ麺が入っている。お湯を注いだら米粉の麺っぽくなるのかしらと思ったけど出来上がりはどう見ても輪ゴム。食べてみたら伸びの悪い輪ゴム。これはベトナムの人が怒るんじゃないかしらね。ところがGoogle等で調べてみたら、この容器がクール、説明書きのユーモアが楽しいなど、味以外の評価が案外高い。「そのまま食べてもいいし、ボウルに移しても。ボウルがない時はヘルメットをひっくり返して使う」なんて書いてあるけど、このジョーク、面白い? ふとんがふっとんだ!の方が好き。イギリス人ってのは味より見た目優先なのかしらん? 味的には日本のカップヌードルやどん兵衛なんかが圧勝だと思うんだけど、見た目ってのは思った以上に大切なのかもしれません。日本のメーカーさん、ぜひ頑張ってください。カップヌードルが並んでもおかしくない棚にこういったスットコドッコイのヌードルが堂々鎮座しているのはあまりに悔しい。よろしゅう頼みます!
cookbuzz編集部