ビートルート嫌いが大好きになっちゃう一品

投稿日 31 Jan. 2017
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cookbuzz 編集部

ビートルート、お好き? 私はあまり得意ではありません。なんか、土臭いんです。ただライ麦パン同様、いただくと何となく東欧の風景が目に浮かびます。ロシアの影響下にあった時代は大変だったろうなぁと思いを馳せながら時々ちょびっと食べる程度。先日、ジャーニーの「ごくウマ3選」取材で松尾奈々先生宅に伺いました。テーマがビートルートと聞いてちょべっと凹んでいたのですが、最初に上がって来たのが新じゃがと一緒にビートルートを蒸し焼きにした「ベビー・ビートルートと新じゃがの丸ごとチップス」という一品。じゃが芋と一緒に黒くなったビートルートがゴロゴロ入っているレシピでした。ひととおり撮影も終わり、次の一品を待つ間に「どれどれ」と口に放り込んだ1かけのビートルート。「!!!!!」。衝撃でした。土臭いどころか、その芳醇な甘味といい滋味深い味わいといい、こんなに美味しいものを食べたのは久しぶりでした。まさかビートルートでこんなに感動するとは思っていませんでした。さらに5,6個口に放り込んで冬眠に備えて大量にくるみを頬ばったリスのような顔のままキッチンに走りました。先生に調理法を伺うと味付けはオリーブオイルと塩だけとのこと。なんというシンプルなレシピ。食材自身の持つ底力を再認識されられた一日となりました。それ以来テスコで生のビートルートを探す日々。でもオフシーズンなのかいまだに見つけられずにいます。ああ、自分でやってみる日がとっても楽しみ。皆さんもぜひお試しください。ビートルートが大好きになるレシピです。

ベビー・ビートルートと新じゃがの丸ごとチップス

cookbuzz 編集部(T)