きゅうりのキューちゃん作りにはまってしまった編集部。今も材料や煮込み時間をちょっとずつ変えてさらなるうま味に挑んでいますが、きゅうりの食べ過ぎか口の中がコオロギ臭くなってきたのでここらでちょっと食材を替えてみました。選んだのはラディッシュ。だって綺麗なんですもの。え? 綺麗ったって奥さんほどじゃないですよ!って、旦那さんが読んでいたらどうすんだ! そんなことは一切気に掛けずキューちゃんを作る要領でラディッシュをやってみたのですが、やはりきゅうりほど味が沁みこまない。うーん、だめか。ちょっとだけ食べた後すっかり忘れて二日間、鍋の中にラディッシュを入れっぱなしでした。2日後に見てみると鮮やかなピンクは薄茶となり、すっかり小さくなってシワシワの梅干しみたいになっちゃった。薄茶で小さくってシワシワで梅干しっぽい。なぜかひいおばあちゃんのことを思い出してしまいました。こりゃもう捨てるしかないかな、と思いましたがそこは昭和の人の集まり。もったいないってんで一つつまんでお口にポン! うーん、あれ、おいおい、ひいおばあちゃん美味しいぞ!かなり美味しいぞ! 考えてみたら梅干しもこうやって作っているのでしょうか。見栄えはすっかり梅干しです。なるほど塩分を吸収する代わりに水分を放出するからこうやってうま味が凝縮されるのでしょうかね。この技を使えばきゅうりのキューちゃんもさらに美味しくなること間違いなし。ということで再びコオロギ臭をものともせず、キューちゃんの味を追求する旅に戻ります。
ラディッシュのお漬物
cookbuzz編集部