つい一か月くらい前に放映されたNHKの「ガッテン」で特集されていた缶詰。目からうろこがポーロポロの内容でした。例えばサバの味噌煮缶。みなさんこれ、どうやって作られているかご存知でした?というかそんなこと考えたこともないですよね、たぶん。私なんぞはどこかの工場でこの道50年くらいのパートのおばちゃんたちがでっかい釜でさばの味噌煮を作り、それをそーっと缶の中に入れてふたしているのかと、まあそんなに真剣にじゃないけど思っておりました。実際に使われているサバは水揚げされてからわずか2時間足らずのもの。これをぶつ切りにして缶詰の缶に入れるだけ。あとは上から味噌ソースがとろーっと出てきてふたして密閉したらそのまま高温で調理されます。つまり缶詰がそのまま圧力鍋となって骨までトロトロに柔らかくしてくれる仕組み。どうりで開けるとサバが綺麗な状態のまますっぽり収まっているはずです。さらに驚いたのは密閉して調理された缶詰は恐ろしく賞味期限が長く、しかも長く置いておけば中で勝手に熟成が進んでよりおいしくなるんだとか。だから缶詰メーカーの社員さんたちは敢えて賞味期限を過ぎたものを召し上がっているんだとか。賞味期限っていったい何なんだ!さらに缶詰大国スペインでは缶の横に「何年熟成」みたいなことが書かれていて、みな古いのを競って購入するんだとか。えーん、スペイン語勉強しなくっちゃだわ、シーシーポルファボール。だからこんなスゴイもの、使わない手はないの!使わないまでも常備しておいて損は全然ありません。ということで今回はパスタにばっちり合う、スパイシートマトソースを使ったサーディンでスパゲッティ。すぐにでも喫茶店が開けるお味に仕上がります。ぜひお試しくださいね。
イワシ缶で超うまスパゲティ
クックバズ