友人がSOHOでローカルの人を相手にサンドイッチショップをやっていたのですが、一番人気のメニューがカツカレーだったんだそうです。カツカレーと言ってもトンカツよりチキンカツの方がより人気があったようです。我々日本人にとってカツカレー、かつ丼と言えばとんかつ!。先日同じくSOHOにある日本の定食屋さんに行ってかつ丼を頼んだら「豚ですか?チキンですか?」と聞かれました。チキンカツがのったかつ丼なんて聞いたことがなかったんですが、やはりそこはコスモポリタンシティ、ロンドン。試しにチキンカツ丼を試してみたんですがどうしてもトンに較べてパンチがない。トンを噛んだ時のあのガシッと感がないんですね。取調室でもやっぱり食べたいのはブタのかつ丼。チキンじゃ刑事さん相手に暴れちゃいそう。日本食レストランさんたちが頑張っているおかげでイギリスにもちょっとしたカツカレーブームが訪れていますがそれに水を差しているのが一部、カツカレーを誤解している人たち。なんとかつののっていない普通の日本式カレーをカツカレーと勘違いしているようです。一部の動きなら無視すればいいんですがこれを広めているのがウエイトローズやテスコといった大手スーパーたち。ウエイトローズで「Japanese Katsu Curry」と銘打って売られていたものを購入してきていざ食べようと思ったら「カツ」がどこにもない。入れ忘れかと思って説明書きを読んでみたらこの単なるカレーが「日本のカツカレー」とされていました。テスコでは「カツカレー」のペーストが小さな瓶に入って売られています。これも購入してみましたが瓶の中にはペーストが入っているだけ。「カツ」はどこ行った? ということで間違いは間違い。正さなくては間違いが独り歩きを始めてしまう。ささやかながら抵抗して「完全なるカツカレー」のレシピを動画にしてみました。完全なるって言いながら堂々とジャワカレー使っています。完全なるインスタントです。何も問題ない。今回は色々な効果音をつけていますのでよろしかったら音も聴いてやってください。
完全なるカツカレー(音も聴いてね)
クックバズ